金融アドバイザリー事業部(FSAD事業部)
金融業界の変革を、リスクとガバナンスの視点から支える。
変化が加速する金融業界
長く続いたゼロ金利・マイナス金利の時代が終わり、大手を中心に金融機関の業績が改善した一方、デジタルテクノロジーや生成AIの進展、規制の強化、サステナビリティへの対応など、金融機関を取り巻く経営環境はかつてないスピードで変化しています。
また、電子決済や暗号資産など新たな金融サービスの担い手も増加し、金融業界のエコシステムはより複雑かつ多様になっています。
こうした変化のなかで、金融機関にはイノベーションを推進しながらも、利用者や市場からの信頼を維持することが求められています。そのため、不正・不祥事への対応やガバナンスの高度化、リスク管理の強化に対する社会的な要請は一層高まっています。
金融アドバイザリー事業部(FSAD)では、金融業界を取り巻く環境変化を背景に、金融機関が健全かつ持続的に成長していくために不可欠なリスク管理やガバナンスの高度化を支援しています。
また、金融機関特有のリスクや規制環境を踏まえながら、利用者や市場からの信頼を支える経営基盤の強化や重要な経営課題の解決に貢献しています。
金融機関に特化したリスクアドバイザリー
FSADは、メガバンクや地域金融機関、証券会社、保険会社等の伝統的な金融機関に加え、電子決済事業者、暗号資産関連事業者など、デジタル技術を活用した新たな金融サービス事業者に対してもアドバイザリーサービスを提供しています。
金融業界の裾野が広がるなか、クライアントは伝統的な金融機関だけではありません。新しい技術やビジネスモデルによって金融サービスを変革しようとする新興金融サービス事業者も重要な支援対象です。
金融機関が長年培ってきた信頼とガバナンス、新たなプレイヤーが生み出すイノベーション。その双方に触れながら業界全体の発展を支援できることも、FSADならではの魅力といえるでしょう。
私たちの特徴は、監査法人として培ってきた金融規制やガバナンス、内部統制に関する知見を基盤に、金融機関が直面するリスクへの対応を支援していることです。
FSADにはおよそ300名のプロフェッショナルが在籍しており、それぞれの専門性を活かしながらサービスを提供しています。
支援領域は、各種規制への対応支援、不正・不祥事の防止、内部監査・内部管理体制の高度化といった伝統的なリスク管理、サステナビリティに関連する非財務リスクへの対応など、多岐にわたります。
金融業界は高い公共性を有する産業であり、社会や市場からの信頼が事業継続の前提となります。私たちは、その信頼を支えるリスク管理やガバナンスの高度化を通じて、金融機関の持続的な成長を支援しています。
金融業界に特化した専門性と総合力
FSADの強みは、金融業界に特化した専門性と、多様なプロフェッショナルによる総合力です。あずさ監査法人は長年にわたり、多くの金融機関に監査サービスを提供してきました。その過程で培われた金融規制や会計・ガバナンスに関する深い知見は、私たちのアドバイザリーサービスの基盤となっています。
また、金融業界を取り巻くリスクが変化・複雑化するなか、FSADには金融リスクの専門家だけでなく、データサイエンティスト、AIエンジニア、サイバーセキュリティの専門家、組織変革の専門家など、多様な領域のプロフェッショナルが集まっています。こうした専門家が連携することで、従来型のリスク対応にとどまらない幅広い支援を実現しています。
さらに、テーマごとに編成された比較的小規模な専門チームによる機動力も特徴です。変化の速い金融業界において、クライアントの課題に迅速かつ柔軟に対応できる体制を構築しています。
そして、同じ金融統轄事業部に属する金融アカウンティング・アドバイザリー・サービス部(金融AAS部)との連携も大きな強みです。
金融機関の経営において、「数字」と「リスク」は切り離して考えることができません。金融AAS部が財務・会計の観点から企業を支援する一方で、FSADはリスクやガバナンスの観点から課題解決を支援しています。両組織が連携することで、金融機関が抱える複雑な課題に対して、より包括的なサービスを提供しています。
また、KPMGのグローバルネットワークを活用し、海外の先進的な規制動向やリスク管理事例をいち早く国内のクライアントに展開できることも、大きな強みの1つです。
専門性を駆使し、社会にインパクトを与える
FSADのメンバーの多くはキャリア採用の人材であり、銀行、保険会社、証券会社、クレジットカード会社、リース会社など、金融業界出身者が多数活躍しています。
一方で、金融機関向けシステムの開発や導入に携わっていたエンジニア、データ分析の専門家、コンサルティングファーム出身者など、多様なバックグラウンドを持つ人材も活躍しています。また、新卒で入社し、金融機関での実務経験がなくても専門性を身に付けながら活躍しているメンバーも少なくありません。
FSADは比較的小規模なチームでプロジェクトを推進するため、クライアントの課題ヒアリングから提案、サービスの提供まで一貫して携わることができます。そのため、若いうちから高い専門性とクライアント対応力を身に付けることができます。
また、AML(マネー・ローンダリング対策)、サイバーセキュリティ、デジタル金融サービス、生成AI、サステナビリティなど、金融業界を取り巻く新しいテーマに触れながら専門性を磨けることも大きな魅力です。
金融業界は、経済や社会を支える重要なインフラです。私たちの仕事は、1つの企業だけでなく、その先にいる多くの利用者や市場全体にも影響を与えます。
金融機関の信頼性と健全性を支えることは、資本市場や社会全体の安定を支えることにもつながります。社会的意義の大きなテーマに向き合いながら、自らの専門性を高め続けられること。それこそがFSADで働く魅力といえるでしょう。