専門性×監査法人:会計システム・IT編
テクノロジーは手段。 本質は、経営を支える仕組みを進化させること。
監査法人における、会計システム専門家の仕事内容
SIerやITコンサルティングファームと監査法人の大きな違いは、ITやシステムに対するスタンスにあります。SIerではシステム導入やその実現が重要なテーマとなる一方で、監査法人ではシステムを含めた業務や組織のあるべき姿について助言する役割が求められます。
私たちが目指すのは、クライアントの会計・財務機能が抱える課題を解決し、CFO組織が経営意思決定を支える戦略的パートナーへと進化できるよう支援することです。
そのため、私たちが向き合うのは、「どのシステムを入れるか」ではなく、「クライアントの課題をどう解決するか」です。
会計・財務は企業経営の根幹を支える領域であり、業績管理、予算策定、開示、ガバナンス、サステナビリティ情報管理など、企業価値向上に直結するテーマが数多く存在します。システム要件だけでなく、経営課題や意思決定のあり方そのものを議論することで、ITと経営の両面から企業を捉える視点を養うことができます。
会計・財務とテクノロジーの双方を理解し、経営課題とシステムをつなぐことが、私たちの専門性です。
こうした専門性は、会計・財務領域の変革を支援するプロジェクトを通じて磨かれていきます。システム選定や要件定義といった上流工程から、導入・運用まで幅広く関与します。時にはクライアント側の立場でベンダー選定を支援し、RFP(提案依頼書)の作成を行うケースもあります。また、監査法人として長年培ってきた信頼を背景に、経営や会計・財務の根幹に関わる重要なテーマについて相談を受ける機会も少なくありません。
私たちは、システムの導入そのものをゴールとするのではなく、決算業務の効率化や経営管理の高度化といった課題解決に向けて、業務プロセスやオペレーションのあり方まで踏み込みながら変革を支援します。
「システムを作る」「システムを導入する」だけではなく、「企業の変革」や「経営層への支援」に挑戦したい。そんな方にとって、監査法人は大きな可能性を秘めたフィールドです。
財務領域から非財務領域へ、フィールドは拡大している
あずさ監査法人は会計監査を主軸とするプロフェッショナルファームです。そのため、クライアントからのご相談は、経理部門や財務部門、経営管理室といったCFO組織から多く、アドバイザリー業務においても財務会計領域が中心でした。
しかしながら、CFOに求められる役割は、財務報告や予算管理にとどまりません。AI活用、サステナビリティ情報開示、非財務データ管理、経営管理高度化など、その領域は急速に広がっています。私たちの支援領域も同様に拡大しており、会計システムの知見をベースに、AI活用や非財務データ管理など、新たなテーマにも携わる機会が広がっています。
なぜ、監査法人なのか?
監査法人は企業の経営基盤を支えるパートナーとして、CFOや経理・財務責任者と日常的に接点を持っています。そのため、システム導入だけではなく、経営管理やガバナンス、財務戦略そのものに関する議論に関わる機会も少なくありません。テクノロジーを切り口としながらも、企業経営の中枢に近い場所で価値を発揮できることは、監査法人ならではの魅力の1つです。
実は監査法人の中でも、会計システムやIT領域のアドバイザリーサービスをワンストップで提供できる組織は決して多くありません。その意味で、あずさ監査法人は非常にユニークな存在です。実際の案件でも、競合相手となるのは他の監査法人ではなく、IT系コンサルティングファームやSIerであるケースはよく見られます。
そうした中で私たちの強みとなっているのが、「ソリューションフリー」「プロダクトフリー」というスタンスです。特定のベンダーや製品に依存することなく、常にクライアントの立場に立ち、本当に課題解決につながる方法を選択することができます。
また、最上流の構想策定や要件定義から、システム導入、運用定着まで、クライアントに伴走しながら支援できることも大きな特徴です。プロジェクトの一部だけではなく、成果が生まれるところまで見届けることができるため、クライアントの変革や成長に直接貢献している実感を得られます。クライアントからいただく感謝の言葉は、私たちにとって何より大きなやりがいです。
さらに、あずさ監査法人では公認会計士をはじめ、会計・財務・リスク管理・サステナビリティなど、多様な領域の専門家と日常的に協業します。そのためITやシステムの知識だけではなく、経営や会計に関する知見も自然と身に付けることができます。1つの専門性をさらに深めながら、もう1つの専門性を獲得できることは、長期的なキャリア形成において大きな価値となるでしょう。
また、あずさ監査法人には、クライアントとの長期的な信頼関係を何よりも重視する文化があります。短期的な利益を追求するのではなく、最後まで責任を持ってクライアントに伴走する。その姿勢が高く評価され、多くのクライアントから継続的な信頼をいただいています。
テクノロジーを手段として、クライアントの変革に貢献したい。システムだけではなく、経営や業務の本質的な課題解決に携わりたい。そう考える方にとって、あずさ監査法人は大きな可能性のあるフィールドだと考えています。
活躍できる人材、人材育成、求める人物像
ERP導入やシステム刷新の経験を積み重ねるなかで、
- もっと業務改革そのものに関わりたい
- システムの先にある経営課題を議論したい
- 特定製品の専門家としてではなく、企業変革をリードできる人材になりたい
と感じたことはないでしょうか。
私たちの組織には、実際にSIerやITコンサルティングファーム、事業会社の情報システム部門などで経験を積み、そのような思いを持って入社したメンバーが数多く活躍しています。
また、公認会計士をはじめ、会計・財務・リスク管理・サステナビリティなど、異なる専門性を持つメンバーと協働する機会も豊富です。さまざまな視点や知見に触れながら、自身の専門領域を深めるだけでなく、新たな専門性を身に付けることができます。
多く活躍するメンバーに共通しているのは、ERPを含む会計領域の業務システムにおいて、要件定義や設計、導入などに携わった経験です。その点では、SIerだけでなく、事業会社の情報システム部門や経理・経営管理部門での経験も活かすことができます。クライアントの変革を支援するうえでは、業界や業務への理解、関係者を巻き込む調整力なども重要な強みになります。
また、事業会社の経理部門や経営管理部門などでのご経験をお持ちの方にも期待しています。この場合はエンジニアに限りません。というのも、クライアントの変革を推進するうえでは、業界や業務の知識、組織力学への理解、調整力といった、非テクノロジー系のスキルも非常に重要になるからです。
必要な知識やスキルを学ぶための豊富な研修メニューが用意されていますので、会計領域の専門性をお持ちでない方や、コンサルティング業界未経験の方も、ご心配はいりません。また、特定のテーマに関する研修や、最新のテクノロジーやトレンドに関する講習会なども開催されており、人材育成に関するサポートの手厚さは突出していると自負しています。
またあずさ監査法人には、長期にわたる多くの経験によってこれまで培われた知見がナレッジデータベースとして豊富に蓄積されており、必要に応じて自由にアクセスできるようになっています。常にモチベーション高く学び続けることのできる環境といえるでしょう。
パーソナリティの面では、何らかの技術や知見で突出しているというより、チームの中でサポートティブな働き方ができる方に期待しています。“チームの成果が優先”というのが、私たちの組織の文化です。
加えて常に好奇心を持ち、クライアントの一歩先をプロアクティブに歩んでいける方には、より高いバリューを期待しています。
人を大切にするあずさ監査法人では、プロジェクトへのアサインについても一人ひとりの意思や志向を大切にしています。年に1度、アサインに関する希望をヒアリングし、極力その思いにかなうように案件へのアサインを行っています。実際、「想定していた以上にアサインの希望を受け入れてもらえた」と振り返るメンバーも少なくありません。
また、複数の案件に並行して携わることが可能であるため、短期間に多様な経験・スキルを身に付けることができます。
人材の定着率は高く、長く働くメンバーが多いのも特徴的でしょう。ですから、若手の頃に一緒に仕事をしたクライアントの担当者がその後に責任者となって、再び一緒にプロジェクトに取り組む、というケースも少なくありません。まさに信頼が長くつながっていく喜びが実感できます。
会計の専門知識は必須ではありません
監査法人というと、「会計の知識がないから難しそう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、異なる専門性を持つメンバーがチームとなってプロジェクトを遂行しているため、何か1つの強みがあれば、入社時点で会計の専門知識は必須ではありません。
システム開発やテクノロジー領域で培った経験を持つ方に、ぜひCFO領域という新しいフィールドへ挑戦していただきたいと考えています。