AASメンバーインタビュー:T.O
金融業界のCFO領域の専門家として、信頼に応える。
T. O
有限責任あずさ監査法人
金融アカウンティング・アドバイザリー・サービス部
アシスタントマネジャー
2022年入社
Profile
新卒で日系大手生命保険会社に入社。保険代理店への営業支援業務に従事したほか、大手保険代理店への出向も経験する。商品を前提としたサービス提供ではなく、会計・財務の観点から企業を支えたいとの思いが強くなり、金融業界に特化したアドバイザーを志してあずさ監査法人に入社。現在は、大手金融機関に対するアドバイザリーサービスに従事する。休日には夫婦で国内旅行を楽しんでおり、特に気に入っているのは、“おんせん県”の大分。全47都道府県制覇を目標に掲げ、現在の達成率は約8割といったところ。
クライアントファーストの姿勢を貫きたい
30歳手前で私がキャリアチェンジを決心した理由は、クライアントファーストの姿勢を貫く仕事がしたいと思ったからでした。それまでの私は新卒で入社した日系大手生命保険会社で、保険代理店の販売支援を目的に、代理店営業および中小企業向けの財務コンサルティングに従事していました。代理店とともに中小企業の経営者を訪問し、決算対策や退職金制度設計など、さまざまな財務コンサルティングを行うといった業務です。保険商品の提供を通じてお客様から感謝されることも多く、保険という仕組みの素晴らしさを強く感じていました。しかし大変にやりがいのある仕事ではあったものの、商品を開発・販売する“メーカー”である保険会社の人間である限り、どうしても「保険商品の提案」を軸とした支援が中心とならざるを得ません。次第に、商品を中心としたアプローチではなく、会計・財務そのものの観点から企業を支えたいと考えるようになっていきました。
監査法人のアドバイザリー部門では、CFO領域を含む多様な経営課題に対して専門的なコンサルティングを提供しています。なかでもあずさ監査法人の金融アカウンティング・アドバイザリー・サービス部(以下、「金融AAS部」)は「金融機関のCFO領域」に特化した専門家集団であり、日本を代表する大手金融機関をクライアントとし、さらに社会的にインパクトのあるプロジェクトにも取り組んでいます。またクライアントファーストを掲げ、短期的な利益よりも長期的な信頼を重視するKPMGのカルチャーも非常に魅力的でした。これらの理由から、私はあずさ監査法人への入社を決意しました。
監査法人ならではの信頼性
金融AAS部は金融機関のCFO領域を中心に、会計・財務・規制対応等に関する高度なアドバイザリーサービスを提供しています。厳しい規制環境に置かれる金融機関だからこそ、監査法人ならではの誠実さと信頼性が、高く評価されていると言えるでしょう。
また、プロジェクトを進めるなかでCFO領域以外の論点が浮上することもしばしばあります。その際には、他部署のプロフェッショナル人材と連携することで、多様な経営課題にも柔軟に対応することができます。さらに、国内外の知見を融合させ、先進的な制度対応やグローバル規制対応に取り組めることも強みです。加えて、AIをはじめとする先端技術を積極的に活用し、業務効率を高めることで、より付加価値の高いサービスの開発・提供に注力できる環境が整っています。
現在、私が主に担当している業務は、金融機関に対する財務報告に係る内部統制の評価支援と内部監査支援です。前者については、企業の財務報告内容の信頼性を確保することを目的として、クライアントの社員が財務数値等に係る作業を実施するなかで、ミスや不正を防ぐためのルールが適切に整備・運用されているかについて評価支援を行い、より効果的かつ効率的な内部統制へと高度化するためのご提案を行っています。また、後者については、CFO領域に関わる規制について遵守できているか、クライアントの業務プロセスや管理態勢等を評価し、適切な整備・運用や態勢の高度化を行うためのご提案を行っています。
クライアントの課題にとことん寄り添い、クライアント自身も気づいていないリスクや課題を明らかにして問題解決に貢献できた瞬間は、大きなやりがいを感じます。
「またあなたに」の言葉が大きな自信に
印象深かったのは、入社3年目に携わった、銀行に対する内部統制の評価支援プロジェクトです。プロジェクトリーダーもクライアントも非常に優秀な方々で、経験の浅い私はそのなかで自信を持てないまま業務に取り組みましたが、プロジェクト終了後に「また来年もぜひあなたにお願いしたい」とクライアントに声をかけていただきました。自分の努力が信頼につながったことを実感し、強い達成感と自信を得た経験となりました。
内部統制の評価においては、クライアントの内部監査部や経理部はもちろん、現場を含む多様な部署と深く専門的なコミュニケーションを取っていかなくてはなりません。関係者が多いため情報量も多く、やり取りが煩雑になりがちですが、私は情報の流れを整理し、コミュニケーションを円滑にすることを心がけました。特に現場の方々は通常業務を抱えているなかで内部統制評価に協力していただいているわけですから、わたしたち監査法人とのやり取り自体が業務負担やストレスとなることもあります。そこで、論点の整理や重みづけを行い、限られた時間のなかでも重要な課題に優先的に対応できるよう心がけました。これにより、現場の方々の負担を軽減しつつ、評価の精度と効率を両立させることができました。さらに、進捗や目的をこまめにクライアントに共有することで、安心感を高め、協力体制を強化することにもつながりました。最終的に、アウトプットの品質にご満足いただけたことはもちろんですが、こうした工夫がクライアントからの、より高い評価につながったと感じています。
前職においては、それぞれ置かれている環境の異なるさまざまな企業の経営者へ財務コンサルティングを提供してきましたが、そこで培ったコミュニケーションの工夫が、現在の業務でも活かされていると感じています。
クライアントファーストの姿勢は変わらない
クライアントの課題は必ずしもすべてが顕在化しているわけではなく、ヒアリングや情報収集を通じて初めて、隠れていたリスクや問題点が見えてくることも多々あります。そうしたなかで価値あるサービスを提供するには、常に探求心を持ち、自己学習や情報収集を怠らず、変化に柔軟に適応することが求められます。そして何よりも、クライアントファーストの姿勢で、常に「より高い価値を提供したい」という強い気持ちを持ち続けることが重要だと思っています。
企業のCFOが担うべき領域は広がっており、かつ奥が深いため、日々新しい知識や考え方を学ぶ機会があります。プロジェクトを終えるたびに「新たに学んだ」と感じることも多く、その積み重ねが自分の大きな成長につながっていると実感します。
今後も私は、引き続き金融機関におけるCFO領域のプロフェッショナルとして専門性に磨きをかけ、プロジェクトをリードする存在を目指したいと考えています。そのうえで、クライアントからバイ・ネームで頼りにされるアドバイザーになることが目標です。新しい知識やスキルを積極的に吸収しながら、より高品質なサービスを提供できるよう成長していきたいと考えています。
※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。