職員インタビュー1

アドバイザリー統轄事業部


M&Aの支援を通じて、クライアントの成長に貢献する。

D. N

D. N

有限責任 あずさ監査法人
アドバイザリー統轄事業部
ディールアドバイザリー事業部
シニアマネジャー
2007年入社


Profile
高校生の頃「手に職を」との意識から“士業”を志す。大学2年生から専門学校にも通い、4年生で公認会計士試験に合格する。金融業界のリーディングカンパニーをクライアントに持つことに惹かれて、あずさ監査法人に入社。風通しの良さそうなカルチャーにも魅力を感じた。監査業務を経て、その後アドバイザリー業務に従事。2人の子供がいるため、休日はもっぱら家族サービスをして過ごす。

公認会計士として財務デューデリジェンスに携わる

あずさ監査法人に入社後6年間、金融業界を対象とした監査業務に従事し、その後はアドバイザリー業務を担当してきました。現在はディールアドバイザリー事業部に所属しています。
ディールアドバイザリー事業部では、主にM&Aに関するアドバイザリーサービスを提供しています。M&Aのバイサイド、つまり企業買収を検討する側に立って、買収予定先の財務デューデリジェンス(財務上のリスクについての事前調査)を行うことが主な業務です。M&Aはバイサイド・セルサイド相互の信頼の上に成立するものですが、買収価格の決定にあたり考慮すべきリスクや買収の目的達成を阻害するリスクが隠れていることもあります。そうした潜在的なリスクが存在していないかを事前に調査することを「デューデリジェンス」と呼び、私たちは公認会計士としての専門性を活かして財務面でのデューデリジェンスを行うわけです。
私自身も含め、ディールアドバイザリー事業部のメンバーの約9割は公認会計士の有資格者です。その高度な専門性を活かし、公認会計士ならではの視点で信頼性の高いデューデリジェンスを提供できることが一番の特徴と言えるでしょう。会計監査での実績を通じてご依頼いただくクライアントが多いのも、こうした背景からです。
なおKPMGジャパンには、M&Aのコンサルティングを専門的に手がけるKPMG FASがあります。FASはM&Aの中でも企業の株主価値を評価する「バリュエーション」にも強みを持っており、両社内のさまざまな専門性や強みを持ったプロフェッショナルが密に連携して、両社で協働プロジェクトチームを立ち上げて案件に臨むことも多々あります。

D. N
難易度の高い案件だからこそ成長も得られる

デューデリジェンスに際しては、税務の専門家、法律の専門家、投資銀行などとともにチームを組んで進めていきます。私たちはそのチームに会計の専門家として加わるわけですが、優れたプロフェッショナルが切磋琢磨しながら案件を進めていく緊張感は、大きな刺激となります。例えば数年前に成立したディールはメディアにも大きく取り上げられたほどの大型案件で、クライアントからの要求水準も非常に高いものでした。特に強く求められたのはスピード感です。当たり前ですが、大型のM&Aはクライアントにとっても社運をかけてのディールとなります。私たちのサービスに対して求める水準が高いのも当然で、それに応えることで、より大きな達成感が得られました。
また別の案件では、過去に海外企業に買収された日系メーカーの子会社を、別の日系メーカーが国内に買い戻すというものもありました。この時は海外のKPMGのチームにも調査協力を依頼。国境を越えたグローバルな連携で、KPMGならではのグローバルネットワークをダイレクトに感じることができた案件でした。
こうした難易度の高い案件を成功に導くことでクライアントの成長に貢献できることが、M&Aにおけるアドバイザリー業務の一番の喜びでしょう。

D. N
海外赴任で再確認した、コンサルタントとしての自分の強み

2019年、タイに赴任したことは印象深い思い出です。期間は1年間。日本企業が海外企業を買収するクロスボーダー案件に際し、タイのKPMGの一員としてデューデリジェンスをはじめとしたトランザクション業務全般に参加することが目的でした。
この時の経験は、私にとって非常に意義深いものとなりました。KPMGタイでは日本企業に関する業務の存在感が想像以上に大きく、その日本企業による現地企業の買収案件は、KPMGタイでも注目を浴びます。その中で現地スタッフと信頼関係を築きながらディールを進めていくことは、コンサルタントとしての自分の強みを再確認する上でも、価値ある体験となりました。
もちろん海外のKPMGメンバーにとっても、M&Aを成功させることでクライアントの成長にダイレクトに貢献できるという喜びは同じです。タイのメンバーたちと同じ目線で、同じ方向を目指していく、そんな1つのチームとして国境を越えた一体感も味わえました。

公認会計士にとっての将来の選択肢として

このように海外のメンバーと協力体制を築けることは、KPMGの大きな武器です。同様にKPMGジャパン内やあずさ監査法人内での協力体制、例えばKPMG FASや金融AAS部との連携も強みと言えるでしょう。
具体的な例で言えば、業界再編が進む地方銀行では経営統合に向けた動きが活発で、その相談も私たちに多く寄せられています。金融は非常に高い専門性が要求され、またさまざまな規制も多い独特の業界ですから、金融業界に特化してアドバイザリーサービスを提供している金融AAS部の存在は、私たちにとってもとても心強いものとなります。
地方銀行に限らず、これからもあらゆる業界でM&Aの動きが加速するでしょう。経済環境や産業構造が大きく変わっていく中でスピード感のある成長を実現するには、M&Aが非常に有効です。そういう意味では、M&Aは将来性の高い成長市場と言っていいでしょう。私は今後もこの分野で経験を積み、専門性を磨いていきたいと考えています。
私のように一定期間会計監査の経験を積み、その後M&Aのコンサルタントとして歩んでいくというのは、公認会計士にとってのキャリアの選択肢の一つと言えます。こうした選択を同じ組織の中で柔軟に行えることは、あずさ監査法人の大きな魅力です。現在公認会計士を目指している方であっても、ぜひこうしたキャリアプランにも目を向けていただければと思います。それは皆さんの将来の可能性を大きく広げることにつながるはずですから。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。


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