職員インタビュー1

金融アカウンティング・アドバイザリー・サービス部(金融AAS部)


パーパスへの共感が、新しい道を歩んでいく原動力。

M. Y

M. Y

有限責任 あずさ監査法人
金融統轄事業部 金融アドバイザリー事業部
金融アカウンティング・アドバイザリー・サービス部(金融AAS部)
マネジャー
2020年入社


Profile
新卒で日系の損害保険会社に入社。損害サービス部門でIT化推進、経理部門で決算業務、IFRS基準導入プロジェクトマネジャーを経験する。この経験からプロジェクト型の業務や会計関連の仕事の面白さに気づき、転職を決断した。週末には趣味のパルクールの練習で汗を流す。最近は娘が通う中学のPTA活動にも積極的に関わっている。

社会人人生最大の決断を後押ししたもの

日系の損害保険会社からあずさ監査法人に転職したのは、41歳の時。まさに社会人人生のど真ん中、折り返し地点での決断でした。
きっかけとなったのは、前職の損害保険会社でIFRS基準導入準備プロジェクトに携わったことで、プロジェクト型の仕事の面白さに目覚めたことです。同時にプロジェクトに力を貸してくれたコンサルタントの姿に触れ、“変わろうとする企業”の力になることの素晴らしさ、やりがいの大きさを感じました。企業の変革を後押しすることで、より良い社会づくりに貢献できるのではないかと考えたのです。
育ち盛りの子供を2人抱えての転職でしたから、不安がなかったわけではありません。それでもタスク管理の経験や会計実務の経験、IFRS基準導入のプロジェクトマネジメントの経験などは、活かせるのではないかという気持ちはありました。しかし何よりも、KPMGのパーパスに触れたことが、私の背中を強く押すことになりました。
「社会に信頼を、変革に力を」というKPMGのパーパスは、より良い社会づくりに貢献したいという私の心に強く響き、KPMGという組織と私個人の目指す方向が完全に一致すると実感。同じ夢を追いかけることができると感じました。たまたま同じタイミングで金融AAS部の責任者のインタビュー記事を目にしたのですが、そこで発言されていた内容にもパーパスとのブレはありませんでした。
このパーパスを共有する仲間たちと一緒に働きたいという強い思いこそ、人生の大きな決断の決め手となったのです。

M. Y
現場のユーザーのためにという姿勢を貫く

私の所属する金融AAS部は、金融業界向けに特化した、会計・財務アドバイザリーの専門家集団です。クライアントは銀行、証券、保険、ノンバンク等、金融業界に限られており、特にメガバンクに対するアドバイザリーサービスでは数多くの実績を誇っています。
金融業界は会計ルールも独特で、財務諸表も他の業界とはずいぶん違いますし、決算のポイントも異なります。例えば、損害保険金の支払見込額をいつどのように見積もって会計処理するかという点においても、高度な判断が求められるわけです。こうした事情から、金融業界向けのアドバイザリーサービスには特殊で非常に高い専門性が要求されるため、私たちのような専門チームが存在するのです。
私自身は前職の経験を活かして、損害保険会社へのアドバイザリーサービスから業務をスタートしました。現在は信販会社をクライアントとして、属人化・ブラックボックス化した経理決算業務の可視化と効率化プロジェクトに取り組んでいます。同社では職人的なベテランが長く経理業務を担当してきたためマニュアルも整備されておらず、業務の進め方も現場ごとに違っているという状態でした。こうした状況を改善するために、現場に寄り添うようにして効率化を進めています。重要なのは、コンサルタントである私が抜けた後でも、経理部門が自力で効率よく業務を回せるようにすることです。徹底的に現場主義を貫き、現場のユーザーのために力を尽くしています。そのためにも何でも本音で話し合える、そんな良好な人間関係づくりにも心を配っています。
例えばデジタルツールの採用を提案し、「良いですね」「使ってみたらとても便利だった」と喜んでいただけた時などは、クライアントへの貢献が実感できて、嬉しくなります。

M. Y
必ず答えを出さなければならない緊張感

アドバイザリーサービスの難しさでもあり面白さでもあるのは、決まり切った正解がないということです。クライアントによって課題が異なるのは当然のことで、さらに同じクライアントでも状況が変われば新たな課題が生まれてくるものです。同じ状況に遭遇することなどなく、自分の提案が本当にベストなのか、毎回とことん考え込んでしまいます。しかしそれは、この仕事の醍醐味とも言えるでしょう。
また前職では事業会社に所属していて、会社との期限のない雇用契約の下で、場合により比較的長期的な視点で考えることを会社から許されていました。しかし今はクライアントとKPMGとの有期の契約の下、決められた期間内に確実に答えを出さなければならないという緊張感があります。これもプロフェッショナルならではのやりがいでしょう。
例えばあるクライアントとコミュニケーションする中で、クライアント自身も自覚していなかった疑問や誤解をいち早く見抜き、言語化して明示したことがありました。その結果、誤解を払拭すると同時に残されていた課題が何であったのかを明らかにすることができ、同時に問題の完全解消のための道筋も提案できました。こうした動きを取れたことに、私は自分自身の成長を実感し、またこの仕事に充実感を覚えました。

さまざまな経験や能力を、活かすことができる

保険会社や信販会社のプロジェクトでは、KPMGコンサルティングとの協働チームで一緒に取り組んでいます。テクノロジーに対して先進的な知見を豊富に有するKPMGコンサルティングの存在は大変に頼もしく、特にシステム導入などの側面ではずいぶんと助けられました。KPMGジャパンとしての総合力の素晴らしさを、改めて実感することができました。このように、会計や経理の課題設定や要件定義といった上流工程からシステム導入の工程まで、ワンストップかつトータルに携わることができるのも、当社ならではの面白みです。さらに望めば、監査業務も経験できるでしょう。しかも「社会に信頼を、変革に力を」という理念を共有しながら取り組めることは、私にとって大きな喜びです。
金融AAS部で活躍するには経理や会計に係る一定の知識は基礎として必要ですが、決まりきった正解のない世界ですから、その先はさまざまな経験・能力を活かす機会があると考えています。中途入社の場合は、前職であずさ監査法人ではできない経験をしているはずですから、他の人にはない強みを身につけていることでしょう。もちろん新卒の方も、自分ならではの強みをお持ちのはずです。そうした自分の強みを自覚し、同時に弱みも認識することで、必ず活躍の道は拓けるはずです。皆さんの挑戦をお待ちしています。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。


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